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在宅介護

安全な高齢者空間を考えてみる~義母の家で思ったこと5点

インテリアコーディネーターのエイコです。

最近、義母の家へ行く機会が度々あり、81才一人暮らしの義母がどのような行動をしながら生活しているのかがわかってきました。

そこで今回は、義母の家で気づいた点や改善点をお伝えしようと思います。

一人暮らしの親御さんがいる方や高齢者の方へ、参考になる内容になりますので是非ご覧ください。(みなさんにとっても参考になりますので是非!)

ちなみに現在の義母の体の状況ですが、

  • ゆっくりとした歩行が可能(脚力弱め)
  • 目が黄斑変性のため、本や細かい書類の文字が見えにくい
  • 料理はできるが、面倒になってきた
  • 掃除は2週間に一度、業者に依頼している
  • 日常の買い物(食料も)は、一週間に一度、息子が一緒にスーパーへ行っている
  • ワクチン接種してから疲れやすい

ラグマットなどの敷物は、撤去したほうがいい



→脚力が弱くいため、滑ったり転倒してしまう

ソファの前にラグマットが敷いてあったのですが、犬がそこで跳ね回ってラグがぐちゃぐちゃに…犬が滑ってしまいました。

義母は、滑り止めシートを挟んであるから大丈夫と言っていましたら、すでにそのシートはすでにぐちゃぐちゃになっていて機能していませんでした。

敷物を敷くのであれば、床の表面が剥がれるのを覚悟で両面テープで止めるか、いっそのこと撤去したほうがいいですね。

 

食器類は適量にして手の届く範囲に収納したほうがいい


→指の力が弱く、腕を高く上げるのが難しくなってしまう

キッチンで義母と一緒に料理をしていたのですが、盛り付け皿を探しに食器棚の中を見たところ、食器棚の中は、重ねられた食器が上のほうまでびっしり。

私でも取り出すのにヒヤヒヤしましたが、高齢になればなるほど、取り出すのが難しくなってしまいます。

 

ソファは、昼寝ができる形状のほうがいい


→体力が弱ってきて、すぐ疲れてしまう

ワクチンを接種したからという因果関係は不明なのですが、一段と疲れやすくなってしまった義母。

料理を一旦終える、犬の散歩から帰ってくる、片付けした後など、イスに座って休むというより、横になって休んでいます。それだけ体力が弱ってしまっていることに気づきます。

3人掛け程度の横になれる長めのソファを置くと休みやすいですね。

 

ゴミ箱は、適材適所にきちんと置いたほうがいい



→動作がゆっくりで、捨てることもおっくうになっている

部屋には物が方々にちらかっていました。テーブルやカウンターの上には、使っていない文具、不必要な書類が散在していました。

それは仕方がないのですが、一番怖いのは、床にちらかっている書類やモノに足を引っかけて転倒してしまうことなので、ゴミ箱は捨てやすい場所に置くのがいいですね。

但し、ゴミ箱に足を引っかけてしまわないようにしましょう。

 

電気コードをきちんと整理したほうがいい(家電を増やさない)



→細かい電気コードの整理もおっくうになってしまう

これも足を引っかける原因となってしまいますね。

最近は便利で小さな家電が増えてきたのはいいのですが、使っていないのにコンセントを差したままにしておく方も多いのではないのでしょうか。面倒になってしまっているんですね。

そもそも家電を増やさないという心がけも必要です。

 

まとめ


今回は、義母の家で色々気づきがあり、高齢者にとってどんな空間がより安全に保てるのかについて述べてみました。参考になれば幸いです。


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