こんにちは、インテリアコーディネーターのエイコです。
最近、義母の家の片付けをすることが多くなりました。
義母の家は、昭和時代に建てられた木造2階建の平均的な家ですが、何十年も住み続けた家の中には沢山の物で溢れていました。
今回は、そんな義母の家での片付けてきた内容をお伝えします。
まず、身の回りの重要な書類の整理をしました。
最初に一番に整理をしなければならなかったのは、重要な書類でした。
その重要書類とは、
●税金&年金関係
●健康診断書
●保険関係
●不動産関係
など
今でも継続している必要な書類の数々ですが、義母は手先の動作が遅くなってしまったせいなのか、引出しの中は、上記のような書類が整理もされずにそのまま突っ込んで入れてありました。
引き出しの中で積み重なっている状態だったので、書類1枚探すにも中から全部出さないといけない状態でした。
そこで整理する方法を考えました。
手順としては、
1振り分ける分の色違いのファイルの用意
義母の要望で、書類を引き出しへ収納する時にファイルで簡単に挟んでしまいたいとのこと。
色違いのファイルにすることにより、ひと目でどのファイルなのかが判断できるというメリットがあります。眼の疾患をかかえている義母にとっては重要なことです。
2現在、溜まっている必要書類を上記のように振り分け
書類の発行日を確認して基本は最新のものを残すルール。
健康診断書など、ある程度の過去データを残しておかなければならないものは、発行日を読み上げていつまで残して良いかを母へ確認します。
上記のような書類のほとんどは、高齢者にとっては文字が小さく、読むにもかなり負担がかかるので、読み上げて内容を教えてあげることがポイントです。
3残す書類をファイルにとじて、ファイルの表面、裏面、背面にファイル名を記入
ファイルの文字は、なるべく大きな文字にして認識しやすいように配慮。
全てのファイル整理が終わったら、整理した内容で今後も本人が自分で整理できるかどうかを確認しておきましょう。
もう一度ポイントを整理すると、
•視認性(ひと目で見るわかりさすさ)を良くするために、種類別に色違いのファイルにしたり、ファイル名の文字を大きくする配慮をする。
・書類の文字は、高齢者にとっては小さいくて読みづらいことが多いので、整理する際の必要な内容を読んで伝えてあげると良い。
押入れにある沢山の布団の整理をしました。
皆さんの実家にも沢山の古い布団が押入れに積んでありませんでしょうか?
布団は、古ければ古いほど重く、押し入れから取り出すだけでもかなりの力仕事ですね。
以前に使用していた布団やお客様用の布団などの古い布団が沢山あったので整理することにしました。
整理方法としては、
1押し入れから布団を全部取り出して、種類ごとに振り分ける
・掛け布団
・敷き布団
・毛布(電気毛布も)
・タオルケット
・枕
・カバー類
布団を押し入れから出す時には、広いスペースが必要になりますので、事前に部屋を片付けしておきましょう。
また、布団のほこりが立ち上がって空気が汚れてしまうので、換気できる状態にしておきます。
義母は、押し入れから取り出すだけでも一苦労でそれだけで疲れてしまう状況なので、指示をしてもらうことだけにしました。
2布団に破れやシミが無いかを確認、重すぎる布団は捨てる
古い布団は、破れていなくても経年劣化で生地が薄くなっていることが多いので、隅々まで確認します。
そして重要な点は、重い布団はなるべく廃棄する事です。
現在の高齢者の80代以上の方々は、幼少期でも戦争を体験されている方なので、使えるものを捨てることは論外と考えることも理解はできます。
しかし重いものを上げ下げして足腰を痛めてしまうようでは、本末転倒です。
80代の義母も勿論、同じような事を言っていました。
しかし私は義母の体調もことも考え、私にとっても重くて上げ下げがしんどい布団は、廃棄するよう母にお願いをしました。
このように、整理する時に助言をすることも大事になってきますね。
古いバックや小物などの整理をしました。
義母の家の2階の廊下に大きな収納がありました。
開けてみると、過去に使っていた義母のバックや身につけていたマフラーや帽子、手袋などの細かいものがいっぱい山積みにされていました。
ここでも捨てるか捨てないかの選択がありました。
整理を終えて義母へ感じたことは、
・もったいないからと長年使用していないものでも捨てることができない
・収納空間に対しての収納量の把握ができない
(詰め込むだけ詰め込んでしまう)
・頻繁に使用するものとそうでないものを区別して整理して収納するのができない
物を大切に扱って大事にしまって置くことは問題はありません。
しかし家の収納量を把握出来ずに気に入ったらどんどん購入して使って適当に収納した結果、どこに何が入っているのかがわからず、そのままにしてしまうというのは、逆に空間を有効に使えて無いのでもったいないかと思います。
そして高齢になればなるほど、忘れてしまってそのまま放置してしまうという、そのような家庭が多いのではないのでしょうか。
物が収納できず、部屋や廊下に溢れてしまうと、家の中でも転倒したりして大きな怪我のもとになりますので、早めに片付けましょう。
まとめ
今回は、実家の片付けについてお伝えしました。
親の物を片付ける時に大切なこととしては、
・本人が片付けしやすいかどうかを考える
・物自体が重くて片付けにくいなど、本人の負担になっていないかを考える
・物を捨てるかどうかは、本人の気持ちを尊重する。ただし、物が収納できないくらいに多くなってしまったら、部屋の空間や動線を考えて安全に過ごせるよう、物量の調節が必要なことを伝える
実家の片付けというのは、なかなか進まない家庭が多いかと思いますが、親が元気で体力があるうちにしておくことがかなり重要になってきます。
先延ばしせず、行動に移してみませんか。