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在宅介護

肋骨を骨折してしまった義母~高齢者の骨折のリスクを減らすためにできること

こんにちは、eikoです

今回は、80才前半の義母が肋骨を骨折た話となります。

高齢者というのは、毎日の生活で慣れ親しんだ家の中でも、ちょっとでも油断してしまうと簡単に転倒してしまうことが多いですね。

よくある話ではありますが、この内容を見て頂いて、皆さんの親御さんが同じような事を繰り返さないでほしいなという思いで書いてみました。

肋骨を骨折してしまった原因

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義母は一戸建で一人暮らし。毎日2階寝室のベッドで寝ながらも、夜には何度か起き上がり、同じ2階のトイレへと行き来していました。

実は、寝室とトイレの間の廊下には、一段の段差があります。母は毎回寝室から廊下の段差を1段降りてトイレへ行っていました。

そして油断をしたのか、段差で滑ってしまい、段差のところに左の脇腹を強く打ってしまったのです。

何故2階の廊下に段差を設けたのかは不明ですが、必要のない段差は設計の段階で設けないほうがいいですね。

肋骨の骨折が完治に至るまで

 

医者によると、完全に治るまでには約1か月かかるとのことでした。胸に固定するバンドをつけて安静にしていれば、自然に骨がくっ付くようです。特に飲み薬は無く、シップのみでした。

それでも母は、少しでも体をひねったりすると、かなりの痛みを感じてしまい、辛い日々を過ごすことになりました。

肋骨を骨折してしまうと生活が大変になります。

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今回は幸いに脚などの骨折はなかったのですが、肋骨を骨折するだけでも普段通りの生活が思うようにいきません。

特に高齢者は、筋力が低下しているので他の身体の部位で思うようにカバーできません。

例えば私の母の場合、ベッドから起き上がることが困難になってしまいました。

見てて感じるのは、もう少し年齢が若かったり鍛えている人ならば、腹筋と腕の力で何とか起き上がることができる状況でしたが、母の筋力が弱いため動くことも難しいということです。

そしてこの起き上がれない問題を解決するために、リクライニングベッドをレンタルしました。

上半身を少し斜めにした状態ならば、起きやすいだろうという理由です。

実際に使ってみると、あまり効果がありませんでした。

何故なら母の腹筋の力が弱く、リクライニングを斜めにすると、母は、足元のほうへズルズルとずれ落ちてしまって、上半身を 斜めに保つことができなかったのです。

結局、肋骨が折れた反対側のベッドのサイドに手摺をつけることにより、起き上がることができました。

自分たちが、これなら出来るだろうと予測していたことが、高齢者にとっては意外と難しいという一例でした。

高齢者の骨折のリスクを減らすために出来ることとは?

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まず一番大切なことは、当たり前ですが親との日頃のコミュニケーションを十分に取ることです。

家の中では、段差や滑りやすい床などで転倒して骨折してしまいそうな場所がいくつかあることに気づきます。

そして親に転倒のリスクがあるから直そうと言っても、「まだ大丈夫」と言って真剣に考えてくれないことが多いですね。

なぜなら親本人は、そういうことは無いだろうと思って過信しているからです。

実母の時も同じようなことがありました。

しっかりと歩いていると本人は思っているのですが、どうみても、すり足歩行になっていたので、足が上がっていないことを指摘しても、本人にはよく理解できなかったようです。

高齢になってくると、自分の体力や身体の可動域の把握が難しくなっているようです。

このようなことを繰り返さないにようにするためには、やはり日頃の会話からでも少しづつ親子の信頼関係を深めておくことが重要になります。

そうすることによって初めて実際に具体的な対策を始めることが出来るのです。

今回は、自分に対しての反省も込めて書きました。

高齢者が骨折をして動かなくなると、徐々に体力がなくなって衰弱してしまうのを実母を見ても感じました。

皆さんも一度、親御さんと骨折について話してみてはいかがでしょうか。