KAIGO BLOG
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介護費用

介護費用をうまく節約するには?〜私の経験談

こんにちは、エイコです。

残暑が続く中、淡々と日々を過ごす毎日ですが、皆様お元気でしょうか。

特養の母親とは、週1の15分程度の面会で、色々話をしています。

透明のビニール越しでの会話は、耳の遠い母親にとっては少々大変ですが、とりあえず元気な姿を見れて安心しています。

今回は、私が今まで母親の介護費用をどのようにしてうまく節約してきたかを皆さんと共有したいと思います。

母親の年金が少ないながらも、介護施設費が高い東京で何とかやりくりをしてきました。

実家を賃貸に出しました(家賃提示あり)


父親が他界し、母親は一戸建ての実家での一人暮らしがだんだんと厳しくなりました。

階段や段差で転倒する事が多くなったからです。

そして母と相談し、母は私の近くのマンションを借りて住み、実家を賃貸に出すことにしました。

両親との思い出の詰まった家ですが、空き家にすると、家自体がどんどん劣化してしまうのと、今後の介護費用の足しになればと思い、決意しました。

父親の思い出の品は、私の家へ持ち帰り、大型家具や家電やピアノは、リサイクルショップで引き取り、その他の小物類は、週末の度に自分一人で少しづつ整理しました。

それから、畳やクロスやふすまの張り替えなどの軽微なリフォームを50万程で行い、なるべく安く費用を抑えることができました。

実家近くの不動産屋へ声がけをすると、スムーズに入居者がきましました。

今でも同じ入居者の方に住んで頂いていて大変助かっています。

家賃は、10万5000円です。

固定資産税や修繕費があるので、実際の収入は少し減額されますが、それでも本当に助かります。

介護保険サービスは、こまめに変更申請

介護が始まると色々なことが突然起こりますよね。

母親の場合は、転倒からの打撲で入院、心筋梗塞で入院と何度も入退院を繰り返してきました。

入院をすると、体を動かすことがなくなるので、急に足腰が弱くなります。

そして入院が長引くと一人でトイレへ行くことが出来なくなってしまうことが何度もありました。

入院する前は、「要支援2」だったのに一人でトイレに行けないくらいになると、要介護度は変わります。

ここで気づかなければならないことがあります。

退院後は、もっと重度の介護サービスを受けなければならなくなり、申請をし直さないと実費が増えてしまうということです。

そこで入院中に要介護変更申請のための「訪問認定調査」を行えるよう、病院へ相談したり、必要な福祉用具をケアマネージャーさんと相談したりしました。

このようなことは、あまりアドバイスを受けることがないので、自主的に行動することがコツです。

特別養護老人ホームへ申し込みましょう


誰もが理解していることだと思いますが、介護施設の中で一番費用が抑えられるのは、特別養護老人ホームです。

介護度が「要介護3」以上になると、申し込みが可能になりますが、人気があるため、特に東京都では入所待ちになってしまう可能性が高いです。

私と母が住んでいる東京の中野区には、特別養護老人ホームが12ケ所あるので、私は、一度に8ケ所へ申し込み書を提出しました。

どこかから連絡があればラッキーだなと思いながら施設からの連絡を待っていました。

民間の有料老人ホームに入所して約4ケ月後、幸いなことに特養から入所可能という連絡がありました。

そして特養に入所しましたが、これで費用がだいぶ抑えることが出来ました。

なぜなら、民間の有料老人ホームは月35万程度、特養は月13万程度で費用ば倍以上違うからです。

最初から無理とは考えず、手間でもたくさんの特養に申し込みをしてみましょう。

現在母親は、この特養で元気に暮らしています。