KAIGO BLOG
〜いつも笑顔で〜
インテリア

インフレでも大丈夫!リフォーム&リノベーションテクニック~節約プランテクニック3点

こんにちは、インテリアコーディネーターのエイコです。
今回は、約10年前に自宅をリノベーションした時の内容をお話します。

なるべく費用を抑えるためにプラン時に色々工夫した内容をお伝えします。これからリフォームやリノベーションの予定がある方には、役立つ情報があるかと思いますのでぜひご覧ください。

自宅情報
木造2階建て(在来工法)
50年以上
床面積:1:45 2:45㎡ 総床面積:約90

工事内容
フルリノベーション
・屋根、通し柱、階段はそのまま残す
・プラン変更有

窓は大きくて数が多いほうがいい?

 

一般的に窓は大きくて数が多いほうが部屋が広くて明るくなると考えられています。それは正しい考えの1つなのですが、その分の費用が高くなりますので注意しましょう。

費用以外でも以下のデメリットが発生することがあります。

  • 壁の面積が少なくなることにより、地震に弱い建物になる
  • 窓が大きければ大きいほど断熱性が低くくなり、冷暖房の費用が高くなる
  • 窓は大きければ大きいほど重いので、開閉時の負担が大きくなる


耐震性に関しては、プラン時に設計士が建築基準法で定められている構造計算で耐震基準を満たした窓の数や大きさを出すことになりますが、あくまでも最低基準を満たしたという意味にすぎません。

本当にここに窓が必要なのか、窓の大きさは適当なのかを1つ1つ考えながらプランを考えていきましょう。


格好良いシステム収納は減らして収納家具にする!


次に各部屋の位置や大きさが決まると収納場所をどこにするかを考えなければなりません。

何も要望がなければ、設計士さんは大手メーカーが販売しているシステム収納を入れて提案してくるのが通常です。

代表的なシステム収納は、折戸の中に箱体が組み込まれて自由に棚の高さを変えることが出来たり、金属のバーが付いているところには、沢山の洋服をかけることができたりと素晴らしい収納力です。↓
(メーカー:大建工業より)


しかし価格を見るとびっくりします。

例えば、上記の写真のような典型的なシステム収納をみると、
幅が約1.6mの場合、

折戸+内部のセットで約20万(定価)です。
これに設置費(工事費)がプラスされます。

かなり高額ですね。
そこで別な方法を考えてはいかがでしょうか?

それは、後で家具(置家具)を購入する方法です。

例えば、通信販売のdinosで同じ幅1.6mを見てみると、

12万程度です。↓

このように、コストを安く抑える収納方法はたくさんあるので広く情報を集めてみるのもいいですね。


その扉、本当に必要ですか?


間取りを考える時には必ず各部屋には出入口の扉を設置するのが当たり前と思いますが、本当に必要でしょうか?

もちろん、トイレ、浴室や脱衣室などの人に見られたくない場所には扉は必要になってきますが、居室(部屋)には必ず扉を設置しなければならないという決まりはありません。

例えば、廊下から入るリビングダイニングに扉が本当に必要なのか?

冷暖房の費用のことや、騒音のことを考えれば必要だし、頻繁に出入りしたり少しでも広く開放感を求めたいのであれば必要ないでしょう。

また収納部屋のパントリーやウォークインクロゼットなど、荷物や服の出し入れが頻繁にあるのなら、本当にその扉は必要でしょうか?

ちなみに、メーカー既製品でガラスのないフラット扉の価格は、

安くても5~6万(定価)となります。↓
これにプラス工事費がかかります。
(資料:大建工業より)

少額に感じるかもしれませんが、これでも価格を抑える1つの方法です。

 

まとめ


今回は、インフレにも強い節約プランテクニック3点についてお話しました。

〇適切な窓の大きさと数を考える

〇システム収納→家具(置家具)でも問題なし

〇扉はその部屋には本当に必要なのかを考える

設計士さんが、要望に応じて適切なプランを提示して頂けるとは思います。しかし住むのは自分自身なので、プランを見て生活してる自分を想像しながら能動的に考えてみましょう。

きっと設計士さんより、もっといいアイディアやコストを下げる方法が出てくることでしょう!!