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インテリア

家の照明を工夫してみる〜高齢者も心地よい室内の照明方法とは?

こんにちは、インテリアコーディネーターのエイコです。
寒さが段々と増してくると、家で過ごす時間が長くなっていきますね。

そこで少しでも快適に過ごそうと考えるわけですが、ちょっとの工夫で簡単にできるアイテムがあります。

それは、「照明」です。

今からでもすぐ始められるものばかりなので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

リビングやダイニングの照明は、演色性の高い暖かな光に変えてみる

照明というのは、明るければ明るいほどいいと言われていますが、明るすぎて目に負担がかかったり、寒々しさを感じてしまうことがあります。

天井に設置している照明の光の色を一度確認してみましょう。

電球や蛍光灯の色には主に3種類ありまして、

  • 右 昼光色(ちゅうこうしょく)

昼光色とは、白っぽく青みがった3つの中で最も明るい色です。

青みがかった光の色は脳を覚醒させる効果があり、集中力を高めるのに最適と言われています。

  • 真ん中 昼白色(ちゅうはくしょく)

昼白色とは、太陽の明るさに最も近い自然な光の色です。

部屋はいきいきとした雰囲気になり、自然な明るさなのでどんな部屋にもマッチします。上の昼光色で明るすぎると感じる時は昼白色がおすすめです。

  • 左 電球色(でんきゅうしょく)

暖色系でオレンジっぽく温かみのある光の色です。

比較的明るさを抑えた落ち着きのある色で、目も疲れにくくリラックスしたい場所にぴったりです。

この中で、リビングやダイニングの照明にふさわしい色は、

「電球色」

となります。

電球色の暖かい光は、食欲を高める赤やオレンジの色を強調してくれるので、料理が一層美味しそうに見えます。

一度電球や蛍光灯を変えてみてはいかがでしょうか。

作業する部屋の照明は、明るく集中できる光に変えてみる

テーブルや机で書き物をしたり手作業をする時は、どのような光の色がいいかと思いますでしょうか?

それは、「昼光色」や「昼白色」となります。

上の説明の内容をもう一度確認してみましょう。

部屋の全体照明の色を変えることが難しい場合は、テーブルや机にデスクライトを置いて少しでも明るい環境を整えましょう。

寝室からトイレまでの照明を確保しておく

高齢になってくると、どうしても夜にトイレへ行くことが多くなってきますね。

寝室とトイレの位置が近いのが一番理想ですが、リフォームとかするにしても大掛かりになってしまい、難しいところではあります。

寝室とトイレの距離が長くて廊下がある場合は、照明を工夫してみましょう。

夜中起きてトイレまで歩くためには、まぶしさを軽減する等、足元を明るくするのがポイントとなります。

下の写真のように、市販で「足元灯」がありますので、部屋のコンセントや廊下のコンセントに差して設置してみましょう。

その他、コンセントが遠くて電源コードが長くなってしまう時は、足に引っ掛けることがないように、モールをつけるなど設置に工夫しましょう。

光が直接当たるような照明計画にする

照明の設置場所には正解がなく、住んでいる人の好みや生活スタイルによって照明の種類や位置が決まってきます。

間接照明は、部屋の雰囲気が良くなったり、奥行き感が出たりとメリットがあるのですが、高齢になると、暗さを感じてしまうデメリットが出てきます。

少し費用がかかってしまいますが、間接照明をやめて直接光が当たるような位置へ変えてみましょう。

トイレでは、排泄物の確認が大事になってきます。

洗面所では、メイクのみならず、健康面での顔色の確認も大事ですね。

工事が難しい場合は、照明を増やして光を補いましょう。

まとめ

今回は、室内の照明のちょっとした工夫についてお伝えしました。

普段の生活の中で、照明器具が故障したり壊れたりする時以外には、なかなか見直す機会が少ない部屋の照明。

より良い快適な空間にするために出来る事は、

  • 照明の光を変えてみる
  • 夜中の照明を確保する
  • 照明の位置を変えてみる

ちょっとの工夫で過ごしやすくなりますので、試してみてはいかがでしょうか。