こんにちは、インテリアコーディネーターのエイコです。
毎日30度を超える暑い日々が続いていますが、皆さんの体調はいかがでしょうか。
室内にいても熱中症には十分に気を付けたいものです。
そしてこの何年かは、コロナ禍で家で過ごす時間がだいぶ長くなりましたね。
そこで今回のお伝えする内容は、狭い部屋でも明るく広く上品に見せるインテリアテクニックにしました。
マンション60棟以上をインテリアコーディネートしてきたノウハウが、沢山盛り込まれているのでぜひご覧ください。
※以下の絵(CG)は、パナソニックのコーディネートツールを使用しています
床材はなるべく明るい色で、イメージを考えながら選ぶ
室内で床色は一番重要なポイントになります。
なぜなら床色1つで部屋の印象がガラッと変わってしまうからです。下の絵を比較してみれば一目瞭然ですね。
そして明るい色は膨張色なので、床は明るいほうが広く感じることができます。
床材の価格が同じ位で、選択に迷っているのであれば、明るい床材を選びましょう。
次に色調(色合い)について見てみましょう。
下の2つの絵をご覧ください。
明るさが同じ程度の床材ですが、雰囲気の違いに気づくと思います。
同じ明るさでも上の部屋は、少し黄色味をおびた温かみのある色合いで、下の部屋は、グレートーンの都会的でクールな雰囲気になっています。
これは、どのようなイメージで部屋を見せたいのかという好みの問題になりますので、よく考えて選んでみましょう。
濃い色をポイントで配色すると、上品な空間に仕上がる
これはカラーコーディネートのテクニックの1つになります。
明るい部屋にするためには、すべてのアイテムを明るい色に統一すれば、まずは問題ありません。
しかし、もう少し魅力的な空間に仕上げたい時には、ポイントで濃い色をバランス良く配色するとメリハリのある上品な空間に変化します。
下の絵は、ポイントで建具(扉)や収納の色などをブラックにしてみたコーディネートです。
このコントラストコーディネートは、部屋が多少狭くても床が明るいので広さを感じつつ、センスの良いおしゃれな空間に仕上がるのでお勧めです。
圧迫感を感じないスッキリスタイリッシュなホワイトコーディネート
もう少し踏み込んだテクニックをお伝えしましょう。
全体をホワイト系にまとめるのですが、壁面のみをお好みのカラーで仕上げるコーディネートです。
壁面のみが色付けされているので、他のアイテムの主張が少なくなり、スッキリを広い空間を感じることができます。
壁面を淡いグリーン系にすると優しい女性的な空間に。
壁面をグレー系にするとスタイリッシュで格好いい男性的な空間に。
まとめ
今回は、狭い部屋でも明るく広く上品に見せるインテリアテクニックをお伝えしました。
3点のポイントは、
- 床材はなるべく明るい色で、イメージを考えながら選ぶ
- 濃い色をポイントで配色すると、上品な空間に仕上がる
- 圧迫感を感じないスッキリスタイリッシュなホワイトコーディネート
インテリア空間というのは、カラーの工夫だけでも広さの感覚やイメージを変えることができるので、色々試してみるといいですね。
コーディネートは無限大にできるので、楽しいですよ。