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介護サービス

介護サービス〜申請から認定まで

こんにちは、エイコです。

今回の内容は、介護サービスです。

親の介護で、自分だけでは解決が難しいと感じると、この先どうしたらいいか悩みます。

そこで真っ先に思いつくのが、介護保険制度の介護サービスですね。

そして介護サービスを利用するためには、介護認定の申請手続きを取らなければなりません。

ネットにはたくさんの記事がありますが、説明が長く、内容が複雑で読むだけでも大変ですね。

私はその当時、かなり苦労しました‥‥

なのでここでは、私の行ってきた内容をわかりやすくご紹介します。

地域包括支援センターへ連絡

地域包括支援センター」という公共の相談窓口で、65歳以上の高齢者の医療や介護などに関して無料で相談ができます。

窓口が地域で分かれているので、親が住んでいる場所の「地域包括支援センター」へ連絡しました。

連絡先がわからない場合、親が住んでいる区役所や市役所へ問い合わせてみましょう。

介護の相談

「地域包括支援センター」へ電話をかけると、介護の専門知識を持った職員が丁寧に対応してくれます。

親の状況を伝えましょう。

私は、電話で母親の現状をかなり詳細に伝えました。

  • 掃除、片付け、洗濯が難しくなった
  • 料理ができない
  • 昼夜が逆転している etc

そしてここで介護サービスが必要なのかどうかを判断することになります。

私の母は介護サービスが必要になったので、さっそく申請の手続きを始めました。

要介護認定の申請

市区町村の窓口へ要介護・要支援の認定を受けるための申請をします。

必要な書類3点

  • 介護保険要介護認定・要支援認定申請書
  • 介護保険被保険者証
  • 主治医の意見書

「主治医の意見書」は主治医(かかりつけ医)が記載する書類です。市役所や区役所が直接、医療機関に依頼し、郵送で提出される書類なので、こちらで用意することはありませんでした。

但し主治医(かかりつけ医)がいない場合には、市町村の指定する医師の診断を受ける必要があります。

これらの書類を提出して申請が終わりました。

次は、訪問調査を受けることになります。

家での訪問調査

市役所や区役所の調査員が家に訪問して親の様子を確認します。

申請してから1週間ほど待つと、市役所や区役所から電話連絡がきます。私の母は、一人で調査員に応対するのは難しかったので私の都合がいい日を訪問日にしました。

家で調査員が調査する内容です。

要介護認定の際にチェックされる項目は5つあります

  • 身体機能・起居動作
  • 生活機能
  • 認知機能
  • 精神・行動障害
  • 社会生活への適応

もう少し深堀りしてみましょう。

身体機能・起居動作

  • 麻痺がないか
  • 寝返りができるか
  • 視力の確認
  • 聴力の確認 など

生活機能

  • 食事に介助が必要かどうか
  • トイレに介助が必要かどうか
  • 着替えに介助が必要かどうか
  • 外出に介助が必要かどうか など

認知機能

  • 自分の生年月日
  • 自分の年齢
  • 自分の名前
  • 自分のいる場所 など

精神・行動障害

  • 生活の中で不適当な行動
  • 感情が不安定
  • 大声を出す  など

社会生活への適応

  • 薬の内服の管理
  • お金の管理
  • 買い物や簡単な調理 など

このような内容の質問を受けたり、確認したりと1時間ほどで終わりました。

あとは認定結果を待つだけです。

介護認定結果の通知

申請してから30日以内に、認定結果と介護保険被保険者証が家へ郵送されます。認定には区分があり、要支援・要介護の7つのいずれかに判定されます。

・要支援1

基本的な日常生活は、ほぼ自分でできるが、一部に介助が必要とされる状態。


・要支援2

要支援1よりも、歩行や立ち上がりやなどの運動機能に若干の低下が見られ、介助が必要とされる状態。


・要介護1

身の回りのことはほぼできるが、要支援2よりも運動機能や認知機能、思考力や理解力が低下して部分的に介護が必要とされる状態。


・要介護2

要介護1よりも日常生活能力や理解力が低下し、食事や排せつなど身の回りのことについても介護が必要。


・要介護3

食事や排せつなど、ほぼ全面的に介護が必要な状態。立ったり歩いたりできないことも含む。


・要介護4

要介護3よりも動作能力が低下し、日常生活全般に介護が必要な状態。


・要介護5

最も重度な状態。一人で日常生活を送ることがほぼできず、食事や排せつのほか、着替え、寝返りなど、全般的な介護が必要。意思の疎通も困難な状態。

まとめ

今回は、少し長くなりましたが、介護サービスを受けるためには、様々な手続きがあることをお伝えしました。

これから介護サービスを受けようか考えている人にわかりやすく書いたつもりですが、もっと詳しく知りたい人は、以下のサイトを参考にしてみてください。

「健康長寿ネット」より↓

https://www.tyojyu.or.jp/net/kaigo-seido/kaigo-hoken/kaigohoken.html