親の在宅介護をしていると、親が急に体調が悪くなったり、ケガをすることがあるかと思います。
日中の診察時間内であれば、近所のかかりつけ医で診察を受けることは可能です。
しかし、日曜日や祝日などの休日や時間外で、救急車まで呼ぶまでの症状ではないけれど、診察したほうがいいかなという事がたびたび起こります。
急に起こる、高齢者の体調不良やケガ
高齢者によくある急な体調不良やケガなどの例です。
- 家の中で転倒して体を打撲した(頭を打ったなど)
- 食事して喉に何かが喉に詰まった
- 料理をしていて、火傷をした
- お腹が痛くなった(下痢も)
- 高熱になった
- 頭痛がひどい など
私の母は、家の中で数えきれないくらい、何度も転倒していました。
つまづいて顔を打って青あざをつくったり、腰を打ったり、頭を打ってコブになっていたりしていました。
そして、母はいつも事後報告なのです。一人で病院へ行けないので仕方がありませんが‥
夜、私は会社から帰って一人暮らしの母の家に行くと、
「転んで頭打って痛い~」
「お腹痛い~」
その度に病院へ連れて行きました。
病院を探すには
休日や時間外(夜間など)に病院へ行こうと思った時、どのように病院を探そうかと悩みますよね。
そういう時は、私はいつも以下へ電話して調べていました。
電話番号:♯7119 →救急安心センター事業
総務省消防庁のホームページ参照⇩
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate007.html
この窓口は、24時間対応で無料で相談できる窓口です。電話をかけると医師や看護師や専門スタッフが応対してくれます。
高齢者に限らず誰でも利用が可能です。
ただし、対応可能な地域がどうか、上記ホームページで確認してください。
症状を詳細に伝えると、救急車の有無のアドバイスをしてくれます。
救急車を呼ぶまでの症状でない場合は、診察可能な近くの病院を紹介してくれます。
私にはこの情報がとても役に立ちました。
その他の24時間対応の健康相談窓口を探す場合は、お住いの市区町村のホームページを見てみましょう。
病院へ行く
「♯7119 」へ連絡すると、症状に該当する診療科目がある近くの病院をいくつか紹介してくれます。
病院名と電話番号をメモしましょう。
紹介された病院は、あくまでも診察してくれる可能性のある病院です。
病院によっては、当直の先生が、該当する診療科目の先生ではない時があるからです。
紹介された病院へ行く前には、必ずその病院へ連絡して診察をしてもらえるか、確認しましょう。
そしてやっと親を病院へ連れて行きます。
タクシーで連れて行く場合が多いかと思いますが、最近はスマホのアプリで簡単にタクシーを呼ぶことができます。
「Appliv」のホームページ参照↓
https://app-liv.jp/hobbies/traveling/1187/
私のオススメは、JapanTaxi(旧:全国タクシー)です。
今でも、母を病院へ連れて行っているのでこれを使っています。本当に便利です。
診察を受ける
病院に着いたら、多くの病院は通常の正面入口ではなく、
「夜間入口」
「時間外入口」
という小さな入口から入ります。
そして窓口で親の保険証を提出して、やっと診察です。
診察が終わると会計となります。
夜間や休日では、もちろん会計窓口は閉まっているので、ほとんどの病院では、10000円前後を「預かり金」として支払うことが多いです。
そして後日、病院の受付時間内に行って精算することになります。
休日や夜間診療は時間外なので、通常の料金に規定の割増が加算された金額を精算します。
薬がある場合は、1~3日程度の処方せんしかもらえません。薬局も閉まっているので病院内の薬剤師さんから処方されることになります。
なぜなら、夜間、休日診療は「救急外来」扱いだからです。
2~3日様子を見てそれでも症状が改善されなければ、再度、受付時間内で診察を受けてくださいということなのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。何かがあった時、いつでも診察してくれるシステムや方法を知っておくと安心ですよね。
高齢者は特に病状が悪化してしまうと、取り返しのつかないことになってしまいますので、早めに受診するように心がけましょう。