こんにちは、エイコです。
今回は、自宅で母を介護していた時の失敗談をお話します。
今まで色々沢山あるのですが、自宅で親の介護をされている方へ役立つであろう内容を今回は一つ取り上げてみました。
失敗~薬の飲み過ぎ
薬の飲みすぎで母の体調がさらに悪化してしまったことがありました。
最近は薬の飲み過ぎで体調が悪くなる高齢者が多いようです。
参考サイト「NHK健康チャンネルより」
↓
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_414.html
医者から処方された薬をきちんと飲んでいたのにもかかわらず、さらに具合が悪くなってしまうなんて思いもしませんでした。
ではどういうことなのでしょうか‥
とりあえず総合病院?
年を重ね、高齢者になると体の不調が多くなり、いくつかの持病をかかえるようになります。
いざ病院へ行こうとなると、どこの病院がいいのか迷う人が多いのではないのでしょうか。
そこで真っ先に考えるのは、大学病院などの総合病院です。
近所の小さな病院よりも設備が整っていて高度な治療をしてもらえるというイメージがあり、信頼や安心感がありますね。
私もご多分にもれず、母を総合病院へ連れて行きました。
総合病院の落とし穴
総合病院へ行くと、診察科目がたくさんありますね。
例えば内科の場合、
消化器科、
腎代謝科、
泌尿器科、
循環器科、
呼吸器科、
神経内科‥
とそれぞれの専門医の診察を受けることができます。
そこで一度にいくつかの診療科を受診すると、薬も一度に処方されることになります。
‥ ‥ここが落とし穴でした。
薬を処方されると安心感がありますが、一度に多量の薬を見ると一瞬戸惑うこと、ありませんか?
それでもキチンと飲まないとと思いますよね。
そして私の母も、たくさんの薬が処方され、医者の言う通りにキチンと飲むことになりました。
たくさんの薬を服用~母の事例
自宅介護の時に母が実際に飲んでいた薬です。
高齢者の方がよく飲まれる薬でもあるかと思います。
腎代謝科の薬① |
クレアチニンの数値を下げる (腎機能の低下のため) |
---|---|
腎代謝科の薬② | 血圧を下げる(高血圧のため) |
循環器科の薬 |
血液をサラサラにする薬 (過去に軽い心筋梗塞があった) |
泌尿器科の薬 |
頻尿を改善する |
消化器科の薬 | 便秘を改善 |
神経内科の薬 | 精神の安定 |
市販薬 | 葛根湯 |
クレアチニンとは「ソニー損保 参考記事より」↓
https://www.sonysonpo.co.jp/md/i_hch015.html
何かがおかしい~薬の副作用
たくさんの薬を飲み始めてからの母は、体の不調が続きました。
めまい | 何度も家の中で転倒 |
---|---|
朝起きれない | 生活リズムが崩れる |
胃がムカムカする | 食欲不振 |
異変に気付いた私は、すぐに総合病院へ行って母の状態を話し、薬の飲み過ぎではないかを医者へ問いました。
そこで初めて確認してくれたのです。
優先順位を考慮して薬を減らしてくれました。
不要と判断した他の診療科の薬もあったので、先生から他の診療科の先生へ連絡して頂き、調整してくれました。
当たり前の事ですが、問診表で現在服用の薬を明記したり、お薬手帳を提出してから診察するので、病院は間違ったことはしていません。
しかし高齢者の場合、薬が効きすぎて薬自体が体の害になってしまうこともあるようです。
そしてクスリを減らすと、不思議なくらい母は元気をとり戻しました。
薬で具合が悪くならないために
- 普段から親の薬をキチンと把握
(お薬手帳で管理、市販薬の常備薬も把握)
- 診察の時に医者へ確認
(市販薬も含め、飲み合わせなど大丈夫か)
- 処方箋と一緒にもらう薬の説明書を一読
(勉強になります)
- 薬を増やしたり変更した後は、親の見守り
(体調の変化を見る)
- かかりつけの医者を持つ
(何でも気軽に相談)
病気になると、病院で受診をして処方された薬を全てきちんと飲むということは当たり前の事かと思います。
それでいいのですが、時には疑うことも大切です。
そして一番ダメだった点は、母には普段から相談できる近くの病院のかかりつけの医がいなかったことです。
いかがでしたでしょうか。
私の失敗談が、みなさまの有益な情報の一つになれば幸いです。