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インテリア

50代からの使いやすいキッチンとは?リフォームする時にこだわりたいこと3点

こんにちは、インテリアコーディネーターのエイコです。

最近長い時間を家で過ごすことが普通の生活になってきましたが、皆さんはどのように過ごしていますか?

食事に関しては、外食が減って自炊をする機会が増えてきたかと思います。
そうなるとキッチンを見直してみたくなりますね。

そこで今回は、数年先を見据えた50代からのキッチン選びにあたって大切なこと3点をあげてご紹介します。

 

水栓にこだわる


料理を始めてから終わりまで通して使う水栓ですが、形状や性能によって使いやすさが変わってしまいます。設備の中では一番大切なアイテムですね。

・吐水レバーの位置の確認

主に水栓の上方にあるものが多いのですが、デザイン性が良くておしゃれなものは下方や右側にあるものがあります。右側に設置しているものは、右利きの人には使い勝手が良いですね。オープンキッチンの場合は、おしゃれなデザインのものを採用するのもいいですが、リビングから見えないクローズドキッチンの場合は、使い勝手の良い、上方のレバーハンドルを選ぶのがいいでしょう。



・吐水口が泡沫やシャワー付きで引き出しホース式

吐水口からそのまま出る整流は、空気が含まない(泡が含まれない)ので、水が広がっていかず、洗いにくかったりしますが、鍋などに水を貯めたい時には早く溜まります。プラスで泡沫やシャワー付きがあれば、水はねが少なく、少ない量で洗うことができて節水になるので便利ですね。さらに引き出しホース式であれば、まんべんなくシンクが洗えます。

そうさ

・浄水機一体型水栓で健康を維持

地域によっても異なりますが、最近の水道水は昔と比べて消毒のための残留塩素が多くなったともいわれています。少量なので人体には影響がないはずですが、最近のアメリカの研究では、塩素に触れたり吸ったりすると、皮膚やのどの粘膜から水分を奪って乾燥してドライスキンになったり髪の毛がごわついたりするという報告もあります。浄水機能を用いて少しでも塩素を取り除いて健康を維持したいところです。



50代から使用することを考えるならば、
・操作しやすい上方の吐水レバーハンドル
・引き出し式で浄水機能付き
がおススメですね。

 

加熱機器にこだわる


水栓の次に重要な設備として加熱機器がありますね。

種類としては大きく「ガスコンロ」と「IHクッキングヒーター」の2つに分かれます。

それぞれ特徴をみてみましょう。

・ガスコンロの特徴

なんといっても停電しても使えるのがメリットです。また調理器具を選ばず、たいていの鍋やフライパンが可能なので選択肢が広がります。そして焦げ目をつけたり、焙ったりと自由自在にできます。

デメリットとしては、火が出るので高齢者にとっては安全面が心配なところです。そして火を使っての調理は、夏は暑くなることもあって億劫になりがちです。

IHクッキングヒーターの特徴

調理をする際には、火を使わないのでまずは安全が保たれているということです。また加熱している時には放熱をしないので、夏でも快適に調理することができ、ガスも発生しないので空気もきれいな状態が保たれます。そしてトッププレートがフラットなのでお手入れが簡単です。

デメリットとしては、IH対応の鍋やフライパンしか使用できないということです。土鍋やセラミックス(陶磁器)、耐熱ガラスは使用できません。

50代から使用することを考えれば、安全性が保たれてお手入れも簡単な「IHクッキングヒーター」をおすすめしますが、料理自体をもっと楽しみたいという方は、「ガスコンロ」のほうがいいですね。

 

扉や引出しの開閉の使い心地にこだわる


料理を
している時、何度も繰り返している作業は何だと思いますか?
箸やおたまなどの小物、鍋やフライパンなどの調理器具、または材料や調味料と沢山のアイテムをカウンターへ集めては片付けるという作業をしているのですが、その時、何度も扉や引出しを開け閉めをしていませんでしょうか。

そこで気になるのが、
・扉を閉める時のバタン!という大きな音や引出しのゴロゴロと低い音
・スムーズにいかない開け閉めの動作

このような不快な状態を少しでも解消した機能がありますので、キッチンを新しく設置する時やリフォームする時にはぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

それは、

「ソフトクローズ機能付」

となります。

扉の場合、赤丸のゴム付部品が閉まる扉を一旦ゴムで受け止めて、内臓のダンパーがゆっくり閉めるという機能があります。
(↓LIXIL ソフトクローザー)

引出しの場合、1例ですが左右が金属板で構成されており、その中にある内蔵のダンパーの作用で静かにゆっくりと閉まります。
(ブルム社製 ブルモーション)

 

まとめ


今回は、50代からの使いやすいキッチンについてお伝えしました。

  • 水栓にこだわる
  • 加熱機器にこだわる
  • 扉や引出しにこだわる

他にもこだわりポイントは沢山ありますが、私も毎日料理をしている一人の主婦としての目線も考えて重要な3点だと思いました。

この記事を見て、作業の負担が減って料理が楽しく健康でいられる人が増えるといいですねー。