こんにちは、インテリアコーディネーターのエイコです。
最近、義母は新聞が読みづらくて困っていました。
なぜなら、眼の病気が少し悪化してしまったからです。
白内障も少しありますが、「黄斑前膜」という眼の疾患があります。
網膜の中心部の黄斑部に膜が出来るのですが、その膜がシワになることで、見え方に歪みが生じてしまい、文字が見えにくくなってしまっているのです。
そこで今回は、義母を助けるために我が家が行ってきたことについてお話しします。
照明の光の色を昼白色変えてみました
義母はいつも作業したり読み書きをしている部屋がダイニングなので、その天井照明とペンダント照明をどうすればいいかを検討しました。
よく見てみると、光の色はオレンジ色の電球色になっていました。
ダイニングは、食事をすることがメインなので暖色の電球色になっているのは当然のことです。
なぜなら、温かみのある暖色は、食欲を駆り立てて美味しそうに見せてくれる、そういう効果があります。
しかし同じ場所で読み書きをするとなると話は別です。
明るさが大事になりますので、文字がはっきり見えるように光の色を変えました。
一般的に言われている、「電球色」→「昼白色」への変更です。
変更はとても簡単でした。
ペンダント照明は電球を付け替えるだけですし、天井照明は主人が自分で器具を宅配で注文し、電気工事なしで付け替え出来ました。
ただし天井照明を簡単に付け替えることができたのには、条件があります。
それは、天井に下の写真のような「引っ掛けシーリング」や「埋め込みローゼット」が元から付いていることが条件となります。
これが付いていれば、くるっと回すだけで照明を取付け取り外しができます。
まずは現在使用している天井照明が自分で取り外しできるか、できた場合、写真のような器具が付いているか確認してみるといいですね。
ない場合は、設置するのに電気工事が必要になりますので電気屋さんに依頼してください。
照明器具は、一段階広い部屋に対応する器具を選びました。
私の義母は、文字が読みにくいということなので、照明器具選びにもちょっと配慮をしました。
それは、通常の明るさより一段階明るくすることです。
皆さん、照明器具を購入する時、商品スペックのどこを見ていますでしょうか?
まずは部屋の広さに合わせた器具を選びますよね。
商品詳細には、「〜◯畳用」と表示されています↓
6畳の部屋には「〜6畳用」を選びますが、そこをあえて「〜8畳用」と広めの畳数を選ぶのがポイントです。
義母のダイニングは、8畳程度なので「〜10畳用」を選びました。かなり明るい部屋になりましたね。
明るすぎて困るということはほぼ無いと思いますが、最近の天井照明のシーリングタイプは、「調光調色」対応の商品が多くあり、明るさを調節できるのでとても便利です↓
義母と老眼鏡を一緒に買いに行きました。
今まで義母は、安い老眼鏡や拡大鏡(虫眼鏡)を使っていたみたいですが、文字が見えづらいため、新しい老眼鏡を購入することになりました。
メガネって購入する時、意外と勇気がいりませんか?
なぜなら、眼鏡屋へ行くとメガネフレームが沢山あり、値段もピンキリでどれを選んでいいかわからず、また選んだフレームが自分に似合っているかどうかもわかないからです。
そこで私から義母へ「一緒に行きますよ〜」と声掛けをしたら、とても喜んでくれました。
義母は眼科からは一応、視力検査の結果内容はもらっていたのですが、再度その眼鏡屋で視力検査をすることから始まりました。
その間、私はメガネフレームを探すことに専念。
まずは、義母の好みの赤や紫系統の色のフレームをいくつか選定しました。
次にメガネレンズフレームと耳掛けをつなぐ丁番が丈夫かどうかを確認しました。老眼鏡は、常にかけるものではなく、かけたり外すという動作を繰り返すので、この丁番が丈夫でなければいけません。
そして最後に価格の検討です。
ここは、義母の好みのものと値段との釣り合いなので、選んだフレームに対して一つ一つレンズ込みの値段を提示してあげます。
店員さんと義母が直接話すのではなく、わたしが間に入ることによって、店員さんから高額なフレームをすすめてくることを防ぐことができます。
眼鏡屋に限らず、ショップの店員さんの中には適切に判断が難しくなってきた高齢者に、高額なものをすすめしまう人もいますので、気をつけたいところですね。
まとめ〜今一度、親に寄り添って考えてみましょう
今回は、義母の眼に関しての最近の出来事をお話ししました。
人は生活をしていれば誰でも体調に変化があったり、不調になってしまうことが多々ありますが、高齢になればなるほど自分で解決するのが難しいことも多くなリます。
なので、親との普段の会話の中で少しでも不便に思っていることや、体調のことで何か気になっているという話が出てきたら、まずは寄り添ってゆっくりと話を聞いてみてはいかがでしょうか。